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生かされて

洛西ミズラ教会(京都市)中川敏子

わたしは現在、医療事務をしている主婦です。
小学6年生の時から教会学校に通っていたわたしは、中学3年生の時、イエス・キリストを真の神、救い主と信じ、「主(神)の名を呼び求める者はだれでも救われる」 (ローマの信徒への手紙 10・13) との聖書の御言葉どおり、神様の名前、「我は主なり」 (イザヤ 42・8) を呼び求めて、イエス・キリストを心に宿し、罪からの救いを体験しました。その後洗礼を受け、教会に通い続けていました。
それ以来、イエス・キリストを真の神、救い主と信じ続けて人生を歩んできたのですが、あるできごとを通して、わたしは自分が日々神様によって生かされ、神様に養われ、支えられている存在であることを、あらためて知りました。

予期しない病気に見舞われて

わたしは、それまで病気らしい病気をしたことがありませんでした。ところが、職場の健康診断で子宮筋腫と診断されました。すぐに精密検査を受けたのですが、血液のヘモグロビンの数値が、普通の人の半分に下がり、貧血の状態でした。看護師の方に、「よくそれで倒れなかったね」と言われたほどでした。貧血のほうは、何本かの注射ですぐに回復しましたが、子宮筋腫は手術することになりました。とりわけ難しい手術というわけでもないようでしたので、医者に言われるまま軽い気持ちで手術に臨みました。手術は無事に終わりましたが、術後の調子がすっきりせず、抗生物質を投与するのですが、熱が下がりきらない状態が4日間ほど続きました。

夢の中で必死に御名を呼ぶ

熱で意識がもうろうとしている中で、「あぁ、祈っていなかったなあ……」そんなことを考えていました。そのような時に夢を見ました。それは親しくさせていただいていたクリスチャンの方と話をしている夢です。その方にわたしはこのように話していました。「わたしは、クリスチャンでありながら祈ることを忘れていました。病気になってから、神様に頼ることも、御名を呼んで祈ることもしていませんでした。」
するとその方は、わたしと一緒に御名を呼んで祈ってくださいました。夢の中で祈っていると、イエス様も共に祈ってくださっている様に感じ、わたしも一生懸命に御名を呼んで祈りました。その時、目が覚めました。それまで体が重かったのが、完全にすっきりしており、いやされた! と直感しました。そして、それ以降熱は上がりませんでした。

再び歩き始める神様の助けを実体験

「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」と聖書に書いてあることは、以前から知っていました。しかし、その時まで、わたしは神様に頼ることを忘れ、御名を呼ぶことを忘れていました。それにもかかわらず、愛の神様であるイエス様はわたしを忘れず、御名を呼ぶわたしをいやしてくださったのです。
今までわたしは、自分の力で生きていると思っていました。神様は信じていましたが、神様に生かされていると実感していませんでした。
聖書に「あなたがたのうちのだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか」 (ルカによる福音書 12・25) という言葉がありますが、自分では1度も熱を下げることもできなかったのです。この出来事を通して、わたしは、自分が生かされている存在だということに気付き、改めて神様に感謝しました。そして、頭では知っていた神様を、わたしは実際に体験しました。神様は本当に生きておられます。ご自分を真の神、救い主と信じ、その御名を呼ぶ者を、必ず助けてくださいました。
「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。
苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。」 (詩編 46・2)
この聖書の言葉は、わたしにおいて真実でした。「神は愛なり!」