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心の戸をたたくキリスト

「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと食事をするであろう。」(ヨハネの黙示録3・20)

不思議な扉

この場面を描いた一枚の有名な聖画があります。ロンドンの聖パウロ教会にあるコルマン・ハントの「世の光」です。片手にカンテラを持ち、ドアをノックしているキリストの姿が描かれています。周囲は夕暮れであり、よく見るとキリストがたたいている扉には取っ手が付いていません。ドアは、内側からしか開けることができないのです。
このドアは人の心を表しているのではないでしょうか。あなたの心の扉は、あなたが内側から、自分の意思で、信仰と愛をもって、積極的に開かなければならないのです。

君の心に入ってもいいか

キリストを心に宿した教会学校の子供が、その時のことを次のように証してくれました。
「きのう教会へ行ってお祈りをしました。御名を呼んでいると先生が手を置いて祈ってくれました。その時、イエスさまが『君の心に入ってもいいか』と聞かれたから、ぼくは『いいよ』と答えました。イエスさまがぼくの心に来られたら、心があたたかうなってきました。」
子供らしい、天真らんまんな証です。それでいて、聖書が示す救いの中心テーマ「心のうちにいますキリスト」をみごとに言い当てています。
キリストは、「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない」(マタイ8・20)と語られましたが、この汚れのない、純真な、あたたかい子供の心を見出し、どれほどお喜びになられたことでしょう。

心の扉を開こう

今日もキリストは、あなたの心の扉をたたいておられます。今、あなたの心は孤独でいっぱいですか。恐れでいっぱいですか。不安でいっぱいですか。
寂しさと孤独を覚えているあなた、キリストを心に迎える時、もうひとりではありません。重い病と戦い、死の恐怖におびえているあなた、キリストを心に迎える時、もう恐れることはありません。罪の思いに苦しめられ、不安に悩み疲れているあなた、キリストを心に迎える時、思い煩いから解放され、心に平和が訪れるでしょう。
さあ、共に祈りましょう。
「神さま、今日はどこにお泊りですか。いつ、いつまでも、私の心にお泊り下さい。神は愛なり。」